「時を刻むのではなく、時を保管するための器を作れないか?」
——そんな職人の気まぐれから、この懐中時計ボックスは生まれました。幾重にも重なる積層歯車は、かつて遠い異国の時計師が残した設計図の断片。手に取れば、ずっしりとした真鍮の重みと、使い込まれた革の温もりが、持ち主を未知なる物語へと誘います。扉を開く鍵は、あなたの指先が回すリューズ。さあ、あなたの大切な記憶を、この小さな遺物の中に封印してみませんか。
遺物復元マニュアル
工程1:パーツの切り出しと「断面」の着色
- 紙を切り出した後、白い断面を茶色や黒のマジック、または金色のペイントマーカーで塗りつぶしてください。これだけで、完成時の「紙っぽさ」が消え、重厚な金属感と革の質感が際立ちます。
- リューズの作成: 同じ形状を6枚切り出し、全て重ねて接着します。内側の2枚のみ「三角のりしろ」を残してカットしてください。重ねた断面はマーカーで塗りつぶしてください。
工程2:外装の組立
印刷面が外側になるように、外壁を輪にし、底を接着して円筒の形を作ります。
工程3:リューズの取り付け
- スリットの加工:カッターで 外壁の12時の位置にスリットをいれます。のりしろ幅に合わせ、線状の切込みをいれてください。
- リューズの固定: スリットに差し込んだ三角のりしろを左右に割り、ボンドで密着させます。
工程4:文字盤と外壁の接着
文字盤の三角のりしろが12時の方向になるように接着します。
工程5:内装の仕上げ
- 内壁の微調整: 紙には厚みがあるため、内壁や内底は、そのままの長さだと少し余って浮いてしまうことがあります。貼り付ける前に一度内側に添わせてみて、端が重なる場合はコンマ数ミリずつカットして「現物合わせ」で調整してください。
- 印刷面が内側になるように、内壁と内底を接着し円筒の形を作り、外装の中にいれます。
